ファンクラブ

TRM活用事例-0118(2010-08-15)

活用事例名[カール・ビューラー言語のオルガノン・モデル]
          
  
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TRM       
発話 会話とは 事実はひとつ 収めなり
対象・事実 繰り返し 伝え反応 接近す 
反応 話し手は 聞き手反応 確認す 
話し手 自らの 見解意図が 伝えたか
認識 目的は 聞き手話し手 納得す
聞き手 話し手の 反応意図が 伝えたか 
表出 聞き手は 話して意図を 確認す
                                                                                                                       
M-FRI 中小企業診断士 三ツ井 磐

この事例は「 □情報取得 ■再生思考 □生産思考   」です
解説・コメント
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おなまえ
 
「カール・ビューラーの言語」のオルガノン・モデル
 会話の目的は「事実はひとつ」という認識に立って、話し手と聞き手が「納得」をえるためのや
りとりです。それには話し手が表出した見解をどのように聞き手が解釈したかという反応を、話
し手が読み取る必要があります。話し手は聞き手の反応を如何に認識したかを伝え、これに聞
き手が反応することにより、納得の確率を繰り返すことで高めるプロセスです。
 しかし、この発話のプロセスには「納得」を得られない誤りが潜む危険性をはらんでいますの
で確認が必要です。以下はTRMにまとめた結果、気づいた内容です。

(1) 当事者は「納得すること」が目的であることを認識していること。
(2) 当事者は究極的には事実はひとつという認識を心得ていること。
(3) 当事者は事象や事実について、多様な見解があってあたりまえという認識があること。
(4) 当事者は表出と反応が「真理について」「公正について」「本心について」伝えることに
  努めること。=ハーパーマスの発話行為
(5) 当事者は両者が納得したことであっても、必ずしも他者の見解を否定すべきでない余地
  を認識していること。
(6) 当事者は「納得」の域に達しない事柄について、真摯な探求の態度を忘れないこと。

 このTRMの作品はファンクラブNO73「戦争と平和」およびNO117「ハーパーマス発話行
為の語用論理機能」と深い関わりがあります。ご参照ください。