ファンクラブ

TRM活用事例-0112(2010-04-11)

活用事例名[ムーミンの宝物の真贋真偽]
          
  
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TRM       
ムーミンの宝物 美しさ 真贋真偽 意味はなし
自然が教師 真贋と 真偽判定 自然する
ルビー玉 ビー玉に 屡をふるだけで 美の極み
ヒコー鬼の
審美眼
ヒコー鬼の 美の基準は 己の眼 
夕焼けビー
夕焼けに ビー玉透かし ルビーなり 
ノンノンの悲劇 真偽さえ 判断できず 地に落ちる  
貧林のルビー 貧林で 透かしてみれば ビー玉よ
                                                                                                                       
M-FRI 中小企業診断士 三ツ井 磐

この事例は「 ■情報取得 □再生思考 □生産思考   」です
解説・コメント
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おなまえ
 
 ムーミンの持つ宝物(ビー玉)をめぐり、ノンノン、ヒコー鬼が織りなすものがたりは魅惑的だ。

 掲げた宝物は夕焼け空にすかしたビー玉だ。自然と人工の美がマッチして極上の天然ルビ
ーに見えたことからノンノンの悲劇が起こる。同じビー玉を貧しい林の中で渡そうとすると、ル
ビーの真贋真偽をめぐり紛糾。そうするとノンノンは自然の怒りをかい、地面が裂け、地の裂け
目に落下して閉じ込められる。

 ノンノンを救うため全能のヒコー鬼に助けを求めたムーミンは、宝物は天然ルビーではなくビ
ー玉であることを正直に伝えるものの、ヒコー鬼の審美眼に叶い助けられる。世界一美しいもの
を求めて旅してたヒコ−鬼は、ムーミンが宝石を渡したくなくて嘘を言っているとしてとり合わない。
そして、ビー玉と引き換えにノンノンは救出される。

 ノンノンがルビーかビー玉かで真贋を決めているのに対して、ヒコー鬼はみずからが判断した
審美眼を美しさの基準としてる。ヒコー鬼にとってはビー玉であるかルビーであるかは関係な
かったのである。

 フィンランドの教育方針は「自然が教師」とする国ならではの意味深い物語である。この物語
の受け取り方は人それぞれであっていいほどに、多様な意味を読み取れる作品である。作者も
本誌で解釈を示しておられるので一読をお願いしたい。

 極上の美は、美しい自然に、それをさらに引き立てうる人工の美が付加された時と、私は解釈
したが如何であろうか。皆さんのご意見をお聞かせ願いたい。
このムーミンの宝物のTRM(Three Rings Method)は「ムーミンの哲学」著者瀬戸一夫氏
                                勁草書房発行より情報取得している