ファンクラブ

TRM活用事例-0104(2009-11-30)

活用事例名[胸を張り商売をする]
          
  
ミツワ・ファンクラブ事務局
〒392-0012
長野県諏訪市四賀3−7
  





Mitsuwa−FRI
Tel: 0266-58-5488
Fax: 0266-58-5489
TRM       
優良な物販店 生き返る シャッター通り 個店から
ショップブランド 売るものは スマートパワー ものづくり
差別的誘引 チャネルも スタンプセール オリジナル 
真の生き様 経歴と ビジネス研究 
人材蓄積 業暦と ビジネス研究 人づくり
情報メモ メモかあり 客も仲間も 生きてくる 
社会貢献 商いで 地域社会を 活性化
                                                                                                                       
M-FRI 中小企業診断士 三ツ井 磐

この事例は「 □情報取得 □再生思考 ◆生産思考   」です
解説・コメント
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おなまえ
 
 シャッターを閉めてる商店街は最近では普通の光景となっている。5年前の中小企業庁では、空き
店舗の動向を調べてる。空店舗になった理由と今後の利用法について、上位4位までの項目は次の
とおりである。
 ○ 空店舗になった理由         ○ 今後の利用法
(1)他所への移転      32%       (1)条件合えば貸せたい        32%
(2)客ニーズへの対応    32%       (2)条件合わなくても貸したい    12%
(3)後継者の不足      25%       (3)所有者が使用予定         17%
(4)駐車場がない      11%       (4)商店以外で使用           17%
 シャッター商店街は採算がとれずに64%の店があきらめた立地である。今後の利用法に照らして
考察すれば、立地変化に適応の店が34%、条件が悪くても貸せたい店12%を加えた46%が、再
活を可能とした店である。従って、条件が合わなくても貸せたい12%の店は、新興商人が起業でき
る素地がある。このとき大切なことは、新興商人がシャッター商店街に根付くことが、新たな商店街
への変貌をとげるきっかけとなる。それは何故か?。元気だった頃の資産評価で貸せたい店が32
%存在するからである。このクラスの店が、なだれ現象を起こし条件が悪くても貸せると意識を変え
るかが勝負だからである。

 だから、新興商人は賃借条件の有利さが魅力で出店するのではなく、変化する環境に適応して「胸
を張り商売をする」商人(あきんど)であることが大切である。

 ここに新興商人のために、わたくしが、ミツワ思考法でまとめた「中小の優良な物販店の生きざま」を
紹介して参考に供したい。 

<1> ショップブランド。店名のブランド化=品質安定に6年を費やした品を売る。店の鮮度保持に予約
制を採用。親切がとりえ贈答品を買われた客が礼にと先様の名産品が届く。

<2> 差別的誘引。ネット販売の開始。異業種加盟店が発行の「ベリーカード」を使用。遠方客への信
用取引でも未回収が発生しない店。お茶やお菓子でおもてなし。美味しい水。

<3> 真の生き様。店主に品格があれば客は集まる。狭く深い品揃えに郷土の特色を加える。物販は
製造・サービスを付加する。無形な価値(たぐい稀なセンス)を活用する。

<4> 人材蓄積。接客・新製品研究会で学ぶ。後継に若手を起用。商品に付加価値を加えるのには
手かずを多く入れること。自給自足経営をすることで余剰資金は人に投資する。

<5> 情報メモ。顧客動向に新しいメモを蓄積して顧客創造に活用する。世間話をセールストークに折
り込み上手な接客を心懸る。各店は毎月責任者が集まり情報を交換している。

<6> 社会貢献。客から要望の多い日曜日営業をする。エコリズムの精神を経営に活かす。伝統文化
を次世代へ継承の努力をする。郷土物産・出版・食材等地域内資金循環を高める。