ファンクラブ

TRM活用事例-0100(2009-09-30)

活用事例名[楽しく5Sを定着する方法]
          
  
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TRM       
楽しく5S 何のため 企業文化の 建てなおし
棲み分目標 戦略の 組織風土を 変えること
カメラの目 公開で 巡回パトを 交代で
茶の湯作法 シンプルで 無駄ない動き  体感す
評価の目 進化する 目でみる管理 PDC
共同責任 コーチング 3つ目づくりに みな参加 
称美の目 称えたい 目標達成 審美眼
                                                                                                          
M-FRI 中小企業診断士 三ツ井 磐

この事例は「 □情報取得 □再生思考 ■生産思考   」です
解説・コメント
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おなまえ
著書 「実践!5Sの定着」 著者 高原昭男氏
コーチングと目で見る管理で継続的にレベルアップ
 このミツワは思考法「SB=生成発展」型をモデルとして構想化しました。この<0>楽しく5Sのミツワ
は、高原昭男氏の著書「実践!5Sの定着」の内、<2>カメラの目、<4>評価の目、随所に見られ
るコーチング技法について活用させていただきました。
 
 5Sは企業に定着させ、PDCAを回して進化発展させることが重要である。ところが導入した企業が、
この要件を満たすことなく頓挫する企業も多いのが実態である。
 そこで頓挫させないため、「楽しく5Sを定着させる方法」として、コーチングの基本精神「納得させ
る」を構想の柱に据えた。
 <1>の棲み分け目標は、5Sは導入する企業において業績に反映しなければ意味をなさいない。
もちろん訓練の成果として中間目標が設定されることはやぶさかでないが、その中間目標の達成の
その先に業績目標への道程が明らかで、経営者ならびに幹部を納得させる必要がある。この仕組み
はその点の理解なくして導入をしてはならない。
 <3>の茶の湯作法は5Sの素晴らしさを理屈で頭で理解させてはならない。5Sは永く続けること
が生命線なので、環境が変われば理屈が変わるから、次から次へと複雑な理屈を追加しなければ
ならない。5Sは企業の組織風土としてベーシックな思想であるので体感して会得が必要である。
 そこで、5Sの素晴らしさが凝縮されている、日本の伝統「茶道」を体感させることである。茶道は習
得レベルによって体感の等級があるので学びも進化させうる。、
 <5>の共同責任は管理監督者と社員の意識が離れることを回避する仕組みが必要である。そ
のためには(1)参加者全員が参画して、目標と成果を確認することである。そこで必要なことは、
「評価の目」「称美の目」を、コーチングリーダーによってグループ討議で作成をしよう。
 「評価の目」は評価は達成すべき目標を具体的に見える化する作業である。「称美の目」は互い
に他人の素晴らしい成果を具体的に認め合うことである。
 この時、留意すべきは「評価の目」策定において、現場において5Sが優先順位が高い施策である
ことが大切である。この策定手続きは最長90日間の「一日一気づき」のミツワ思考法が応用できる。

 <2>カメラの目は、5Sの内整理・整頓・清掃にきわめて有効な確認手段である。従って、この
構想では監査が最も明確な「カメラの目」、すなわち映像で判定可能な手法から定着を図ること
としたい。また、評価の目は「称美」の結果を受けて必要に応じ進化させることが可能である。