ファンクラブ

TRM活用事例-0085(2009-02-15)

活用事例名[若月俊一氏の夢叶う]
          
  
ミツワ・ファンクラブ事務局
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Mitsuwa−FRI
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TRM       
自治包括医療 新しくみ 僻地地域で 構想す
成人病センター 肝心は 社会復帰 させるまで
集団検診 潜在の 疾病発見 地域より
健康手帳 相互扶助 ひとりの記録 管理が可
疾病治療 いままでは 病を治し はい終わり
住民健康管理 医師が主 管理体制 計画する
リハビリ リハビリを 医師の指導で 計画す
                                                                                                                       
M-FRI 中小企業診断士 三ツ井 磐

この事例は「 □情報取得 ■再生思考 □生産思考   」です
解説・コメント
 
  若月俊一氏は1910年東京生まれ。長野県佐久病院を中心に農村医療を展開した医師。
 赴任当時、周囲は完全な無医村であった。貧しい農民の現状を知り、治療だけでなく各戸
 を訪問して巡回指導を行う。そうした末端医療の実践を通じ、農業の矛盾にまで踏み込み
 医療活動を行う。時は移ろい医療の高度化が叫ばれる中、実践から生まれた医療体制の
 変革を訴え、農村医療にかけた30年の思いの丈を1997年12月25日に自著で発刊して
 いる。そこでは農村に限定されない地域医療体制の新しいあり方が訴求されている。

  彼が提唱した地域医療システムは、なんと2月8日付信濃毎日新聞に現実に病院設置
 計画となって夢が叶う。

  彼の理想としたのは、住民の健康安心を実現するには住民が健康に関心をもち自発的に
 健康になろうとする意欲を喚起するため巡回診療をしつつ啓蒙活動を実践した。その現場
 から、住民の健康を維持増進を図る予防医学の重要性と成人病のセンターを提唱、究極的
 には医師が中心となって保険協議会を設置し、住民の健康管理体制を包括的に計画する
 ことの重要性が骨子になっている。

 1.医師の役割
   医師会が主体性をもち、地域住民、専門の学者、行政機関(保健所指導)の協力により
  住民の健康管理体制を確立し、そのプログラムを設定実施する。具体的には本来中心職
  務となっている疾病治療にリハビリテーションにも力を入れるべきと提案した。

 2.住民の役割
   医療扶助システムを基本として、住民ひとり100円(当時)の検診費で健康台帳による
  総合的管理方式を採用した。具体的には住民のすべてに健康台帳を持たせ医療機関の
  連携をスムースにするデータベースを個人に保有させた。このことで、住民の潜在的疾病
  を発見するため巡回診療を行った。

 3.非営利団体の役割
   包括的な自治的健康管理体制は、患者を社会復帰させることで目的が完遂できる。目
  的はそれがすべてでないにしても地域医療体制には必要不可欠である。名称は成人病
  センターとしているには相対的に課題が多くますます高齢者比重が高まるのが自明だか
  らである。また、もうひとつの理由は成人病は生活習慣病と別称される如く、生活習慣を
  変換することで治癒できる可能性が高い疾病であることによる。
                                                
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