ファンクラブ

TRM活用事例-0083(2009-01-15)

活用事例名[優良小売・サービス店のモデル]
          
  
ミツワ・ファンクラブ事務局
〒392-0012
長野県諏訪市四賀3−7
  





Mitsuwa−FRI
Tel: 0266-58-5488
Fax: 0266-58-5489
TRM       
優良企業 生活者 好きよと選ぶ モデル
店 
竹(さとう
きび)
しなやかに 節目をつくり 伸びてゆく
真珠 3年も 海水漬けで 本真珠  
あこや貝 痛くても 核を挿入 メスを入れ
マダガスカ
ル島
エリア決め 四面は海の コンセプト
マングース さとうきび(竹)荒らすねずみを
ネコ退治
竹の子 地下茎 底に流水 子が育つ
                                                                                                                       
M-FRI 中小企業診断士 三ツ井 磐

この事例は「 □情報取得 □再生思考 ■生産思考   」です
解説・コメント
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  このミツワは県下3市民各500名の方に実施されたアンケート調査をもとにまとめられたもので
す。具体的には市民投票により選ばれた「お好きな店」をインタビューしてTRM(Three Rings Me
thod)化して物語としました。

◇ 優良店の物語

  優良のお店は次世代に店を継ごうとする後継者の存在がある。そして経営者は相対的に柔軟
な思考をなさる方が多く、過去を振り返ればいくつかの成長の節目を語ってくれる。この店は時流
適応業として生き抜いた証が感じられる。まさに、水脈を捉え地下茎をはり巡ぐらせ竹の子が生え
ている。その先に竹がある。竹(イネ目・イネ科)は早い成長としなやかさを支える節目が特徴であ
る。

  優良店のマーケテイングにも共通な特徴がある。マーケテイングは競合店にない主力商品やサ
ービスを有し、徹底したエリアマーケッテイングで対象を絞り個性化に尽力している。丁度、マダガス
カル島の野鼠退治の物語に似ている。マダガスカル島はイネ目・イネ科のさとうきび畑が多い。ある
とき、さとうきびが野鼠の大群によって荒らされた。困り果てた島民はインドからマングース(じゃこう
科の猫)を輸入して天敵による退治を試みた。四面が海という地の利が幸いして野鼠被害は皆無と
なった。

  優良店は過去にハンデイキャツプを持ち、そのハンデイを乗り越え精進し強みに転換した経験が
ある。お店には必ずその店ならではのハンデイがあるものだが、それを乗り越えたかどうかが優良店
として頭角を現す必要条件のように思える。マダガスカル島は宝石の原産地である。養殖の母貝で
あるあこや貝が真珠を生み出すプロセスに酷似している。真珠の巻きの素となる核は身をメスで切り
裂いて入れる。それを3年もの永い間、海水に浸して待つと、貝の内面と同じ真珠色の宝石が手にで
きる。

  竹とマングースとあこや貝が織り成す物語は優良店を構成する具体的な象徴表札である。