ファンクラブ

TRM活用事例-0081(2008-12-15)

活用事例名[長寿生命企業モデル]
          
  
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TRM       
長寿生命企業 ゴーイング コーサン企業 なるモデル
再生様式 様式の 種を複製 次世代に
理念行動 コンセプト 導く行動 底ちから
活動力源 エネルギー 源泉しくみ 組みあわせ
伝統挑戦 長生きは 伝統に挑み 挑戦す
適応害死 環境に そぐわむ時は 自然死す
ブランドブラッシュ ブランドを 事あるごとに 磨きかけ
                                                                                                                       
M-FRI 中小企業診断士 三ツ井 磐

この事例は「 ■情報取得 □再生思考 □生産思考   」です
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 このミツワ思考法(Three Rings Method)は原田保著「ソシオビジネス革命」の第4章 生命企業の戦略モデルを読ませていただき、三ツ井磐(文責)が情報取得しました。

 長寿生命企業モデルは生命企業の戦略原理について、遺伝子という細胞レベルによる新たなアプローチを展開している。その論理は説得力が高く極めて多くの示唆を与えてくれた。遺伝子の細胞に登場するキャストは、<1>様式の再生を象徴しているクローン。<2>活動の変革を象徴しているミトコンドリア。<3>環境にそぐわぬにとき自然死するアポートシスが役割を果たすという。

 長寿生命企業は長い社歴が伝統となって生きずいている。しかし、伝統は守りぬくのではなく伝統に挑戦する姿勢が必要である。ひとつは利益の源泉について、素材から加工、製品の開発・製造、ならびに保管・移転・販売の各流通段階について、変革して儲けを拡大できないか吟味が大切である。活動の源泉であるミトコンドリアは顧客に対する理念、もしくはビジョンを明確に思い描くことで使命を果たす行動が強い習慣となる。日々積み重ねる行動はやがては当企業の様式を作り込む。もうひとつは、経営環境の変革によって、役割を終えた細胞を自然死させる道である。この道は内部監査よりも外部監査が的確だと示唆されている。要は長寿生命企業で培われたブランドが愛顧性をくすぐり儲けの底固めをなしているものの、顧客自身の変容に対してはブランドのブラシュアップは欠かすことができない所作となる。

 顧客の愛顧性と当企業の行動様式は2つが合わさり、次世代に引き継がれる種となる。脈々と再生を繰り返しつつ挑戦し続ける企業だけが長生きの企業としてゴーイング・コーサンとなる。