TRM活用事例-0049 (2002-04-09)
食品(米穀)の販売戦略 平成14年1月22日(火) メルパルク長野郵便貯金会館(4階) 中小企業診断士 三ツ井磐
1、米の品質評価 米の品質は食味すなわち「美味しさ」程度で決まる。 その品質評価は6つの要素にまとめることができ、生産 から消費に至る各段階で、品質を維持するための活動が 重要となる。 生産軸<3>〜<6>では、お米の安全性が最優先さ れなければならない。流通しているブレンド米等が安全 であるよう生産者の倫理が大切である。 流通軸<1>〜<4>では、鮮度が差別化程度を左右 する。第3効用の段階では献立・料理技術など適格な情 報提供が重要である。 生活軸<2>〜<5>では、ブランド信仰が根強く、 旨み、甘味成分など科学的分析を超越した美味しさが求 められている。この美味しさは舌に記憶され逆戻りしな い特性がある。