TRM活用事例-0023 (1999-12-10)
○ TRM
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○ 解説・コメント うさぎ年物語 兎は種類によって、恐るべき繁殖力を持っている。1匹が生む子どもの数は、 年間130匹余り。2年の間にはなんと5,088にも膨れ上がる計算だ。 実例がオーストラリアにある。そもそも移民が運び込んだ、5匹の兎が増殖 の一途をたどり、やがて耕地荒廃の結果をもたら せた。生存をかけた人間と兎の戦いは壮絶を極め、当時7,000万枚の毛皮と 6,000万匹の冷凍肉を毎年輸出したというから、その内容はおして知るべし である。 人間の事情などあずかり知らぬ兎。まさに『兎に祭文』(馬の耳に念仏と同意 語)といえないだろうか。慣用句は他にもある。『兎の糞』は、物事がすぐに切れて 続かないことをいい、『兎の登坂』は、後ろ足の長い兎が巧みに坂を登ること から、最も得意分野で力を発揮することのたとえに使われる。 さて今年は兎年。こうした兎の特性や教えは、いみじくもこれからの企業経営 のあり方を示唆しているとはいえないだろうか。兎にあやかって得意分野の 先鋭化、さらなるステップアップを図りたいものである。 繁栄の道は満足の顧客を、ひとりでも多く増やすことから始まる。 たゆまぬ地道な努力がやがては計り知れぬ繁栄を生むのである。 1人の顧客の後ろには、不特定多数の見えない顧客が控えていることを肝に 銘じよう。 |
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○ おなまえ
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